自立型コーチング研修の目的・特徴

組織をまとめていくためには、人をひきつけ、リーダーとして社員一人ひとりの自立を促し、当事者意識のある現場を構築する力が必要です。 決して思い通りになってくれない他人に、いかに動いてもらうか。 そして、こちらの意思を聞き入れてもらうことができるのか。管理・監督者・主任として重要なポイント、組織の進む方向、行き先を部下に浸透させるにはどうすればよいのでしょうか。 将来のビジョンを数字だけでなく、具体的なイメージをしっかりと描き、メンバーにとっても得たい未来となるよう、会話する力が決め手となります。そこで、この研修では、人のマネジメントに必要なポイントと、どのようにしたらそれらの会話力が身につくのか、実践を通して強化します。

会話の基本的なスキルを習得する「基本編」と、会話の総合実践力を強化する「応用・実践編」がございます。

自立型コーチング研修の目指す姿

基本編:自立型コーチングの基本的な会話のスキルを身につけ、部下との会話で実践できる

応用・実践編:自立型コーチングの基本的な会話のより実践的なスキルを身につけ、部下との会話で実践できる。また、部下のタイプに応じて効果的な会話ができる。

自立型コーチング研修(基本編) カリキュラム

目安時間:6時間(ご要望のお時間で対応が可能です)

自立型コーチング研修(基本編)カリキュラム進め方
□オリエンテーション 研修の目的とその背景
「今までの人生の中で自分の心に残っている上司先輩」
アイスブレーク
1.上司が関わるコミュニケーションの意図
①上司の役割とコミュニケーション
②部下育成に必要なスキル
③部下の主体性を引き出す自立型コーチングとは
1.座学
部下育成における上司の役割と
部下育成に必要なスキルとは何かを
確認します
2.部下を育てるための心得
①人はコントロールできない。他人は変えられない
②人はみな違う。コミュニケーションは伝わったことが全て
2.座学・ペアワーク
押さえておきたい人間関係の摂理を
ゲームで体感します
3. 部下の能力をストレッチする会話力①傾聴力
①普通の会話との違い
②相手の思いを聴く(傾聴)の実践
③傾聴で生まれるもの
3.座学・ペアワーク
傾聴の目的と傾聴の留意点を解説し、
実践練習で身につけていただきます
4. 部下の能力をストレッチする会話力②質問力
①質問の種類を知って使い分けよう
②部下のビジョン・考え・行動を引き出す「質問」練習
4.座学・個人ワーク・ペアワーク
質問の種類を解説した後、「人生の輪」
を使いながら質問の実践練習を行って
いただきます
5. 部下の能力をストレッチする会話力③承認力
①褒める と 認める(承認)の違い
②部下が勇気を出して進む「承認」練習
~ヒーローゲーム
5.座学・グループワーク
ゲームを通して、承認練習をしながら、
「承認」の言葉による気持ちの変化を
体感していただきます
6. 部下の主体性を引き出す会話力
①会話のステップを知る
②主体性を持った問題解決の思考とは
□質疑応答 と 研修総括
 ・気づきのディスカッションとまとめ
6.座学
自立型コーチングの会話の流れ、
思考の流れを解説します

自立型コーチング研修(応用・実践編) カリキュラム

目安時間:6時間(ご要望のお時間で対応が可能です)

応用編では、パート練習が中心だった基本編に続き、応用・実践編として部下のタイプに応じた関わり方と、会話の総合実践力を強化します。

 

自立型コーチング研修(応用・実践編)カリキュラム進め方
□オリエンテーション 研修の目的とその背景
「実践してみてどうだったか。振返り」
アイスブレーク
1.上司が関わるコミュニケーションの目的とは
①上司の役割とコミュニケーション
②部下育成に必要なスキル
③部下の主体性を引き出す自立型コーチングとは
1.座学
部下育成における上司の役割と
部下育成に必要なスキルとは何かを
再確認します
2.部下を育てるための心得
①人はコントロールできない。他人は変えられない
②人はみな違う。コミュニケーションは伝わったことが全て
2.座学・ペアワーク
押さえておきたい人間関係の摂理を
再確認します
3. 部下の能力をストレッチする会話力
①部下の思いを聴く傾聴練習
②部下のビジョン・考え・行動を引き出す質問練習
③部下を勇気づける承認
3.座学・ペアワーク
コーチングの基本となるスキルに
ついて練習しながら再確認します
4. 部下のタイプに応じた関わり方
①タイプ分けワーク
②自分の行動傾向のタイプと部下のタイプから効果的な関わり方を知る
4.座学・個人・グループワーク
チェックシートを用いて自身の
行動特性のタイプと、部下のタイプ
から効果的な関わりを理解します
5. 部下の主体性を引き出す会話力
①会話のステップをおさらい
②部下との会話 講師によるデモンストレーション
③現場の悩みをテーマに部下との会話演習
5.座学・グループワーク
現場の悩みをテーマに、部下の自立
(当事者意識)を促す会話演習を行い、
実践力を強化します
6. 効果的な関わりのために
①人間関係を破壊する7つの習慣
②コミュニケーションの意図
□質疑応答 と 研修総括
 ・気づきのディスカッションとまとめ
6.座学
効果的な関わりのために意識して
おきたいことについて共有します