部下育成にきっと役立つ?!人材育成川柳11~20
部下育成やコミュニケーションのコツを分かりやすく、思い出していただきやすく、川柳でお伝えします。
今回は、部下育成にきっと役立つ?!できる上司の人材育成川柳 その11~その20です。
同内容はニュースレターでもお読みいただけます。ニュースレターは「会社の成長は社員からベアリンク通信Vol13」(PDFファイル)をダウンロードしてください。
【人材育成川柳 その11】
まず聴こう アドバイスなら その後で
部下の話を聴いていると、合っている間違っていると評価判断をしながら聞いたり、「もっとこうした方が良い」とアドバイスをしたり、部下の話をつい遮ってしまいます。まず部下の話を3分で良いので、そのまま受け止めて聴く。すると、自分の話を大切に聴いてもらえたと感じます。
それが積み重なり、この上司になら安心して話せる、この上司の言うことならきけるという、上司に対する信頼が生まれます。
また、話すことで、自ら気付きが生まれることも多いです。(オートクラインといいます) まず、部下の話をしっかり聴き、アドバイスをするならその後が効果的です。の意。
【人材育成川柳 その12】
職場への 貢献伝え 意義伝え
部下には仕事に自信をもって、少しでも前向きにチャレンジしてもらいたいものです。
そのためには、部下がこれまで選択し、歩んできた道のりを認め、職場への貢献をプラスの視点で伝えよう。そして、担当する仕事が、部下自身や組織にとってどんな意義、意味があるのかを上司からも伝えよう。の意。
そのことが、やってこれたという自分を信じる気持ち=自信につながり、また、やらされるから、やりたいに変わります。
【人材育成川柳 その13】
元上司 部下になったら ふところへ
「年上部下」に対して、リーダーらしくあろうと(年上部下を)引っ張ろうとすると、逆に難しくなる場合があります。その場合は、(年上部下に)「ここは先輩の知見が必要です」など敬意を示し、相談するなど懐に入ってみようの意。
【人材育成川柳 その14】
苦手ほど 質より量だ 関わりは
コミュニケーションが苦手な場合や、苦手な相手との場合には、コミュニケーションが少なりがちです。 コミュニケーションが滞っていると、誤解が生じたり、情報共有が不十分で無駄が生じたり、ミスが発生したりします。また、職場の雰囲気も悪くなり、居心地悪く感じるかもしれません。
まずは、声をかける、挨拶するなど、関わりを増やすことを意識してみようの意。
【人材育成川柳 その15】
非難せず 部下にとっての 最善だ
部下がどんな失敗をしたとしても、最初からミスをしようと思ってする人はいません。 否定的に接すると相手はそれを察知して、自分を守る言い訳を考えるようになります。
「部下にとっては、最善の選択だったんだ」「部下なりのやり方かもしれない」「何か事情があったのかもしれない」 部下を支援する時、まずこのスタンスで関わることで、相手の心が開き、改善への話ができるようになります。の意。
【人材育成川柳 その16】
考える 部下を育てる 質問で
【人材育成川柳 その17】
指示ばかり 指示待ち部下を 育成中
人は質問されたことに対して考える習性があります。
もし、部下が、今ここ状態に留まり、悩んでいるとしたら、どんなふうになりたいのか、そのためにどうすれば良いのか、5W1Hを使って共に部下の未来を描く支援をしよう。の意。 部下自身が考えた納得のいくことは、自らやろうという気持ちにつながります。
逆に、「あーしなさい」「こうしなさい」が続くと、主体性に欠ける指示待ち部下、やらされ感でやる部下を生み出します。
【人材育成川柳 その18】
元気ない 部下の話を 3分間
元気のない部下がいたら、3分間でいいので、部下がどんなふうに感じているか、そのまま受け止めて聴こう。の意。
部下の中に、自分の話を大切に受け止めて聴いてもらう経験が積み重なると、部下は「大切に思ってもらえる存在なのかも」「この職場にいてもいいんだ」という自己肯定感が育ちます。頑張ろうという気持ちも、それが土台となって育ちます。 そして、何かあった時、この上司になら安心して話せるという信頼関係も築くことにもつながります。
【人材育成川柳 その19】
腹をわり 話したいなら 自己開示
部下になんでも思ったこと、悩んでることを言ってほしい、と思うものの、部下がなかなか心を開いて話してくれないなら、まず自分から自己開示しよう。の意。
自分の若い頃の失敗談やうまくいかず悩んだことなど、自分から心を開いて話すことで、時間はかかるかもしれないけど、相手に心を開いてもらいやすくなります。
【人材育成川柳 その20】
進まない 過去と他人に 目が向くと
過去と他人は変えられません。 変えられない過去を悔やんだり、「なぜ何度言っても分かってくれないんだ」「部下さえちゃんとやってくれたら」と他人(部下)を変えることばかりに目が向くと、変えられないので変えたい現状から前に進まないの意。